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20021231
府温泉(2002/12/31)


大分〜別府


  豊の国健康ランドのコンパクトルームは快適だった。通常の料金にプラス1000円くらいでテレビのついた個室になる。その個室で快適な睡眠を取ることができた。
 また料理が安価で量も多く美味しかった。今日はやまなみハイウェイを思いっきり走ってみる予定だ。 健康ランドのフロントで清算し、外にでると、うす曇の空がぼくをむかえた。天気予報どおり年末から年始にかけては曇り空が続いている。
 曇ってはいるがビートの幌を上げて大分の町に走り出した。やまなみハイウェイを走る前に温泉でもと思い、豊の国健康ランドの駐車場を出て、まず別府を目指すことにした。別府で温泉に浸かった後、やまなみハイウェイを目指そう。


 その前にまたパチンコ屋が目に付いた。昨日の負けを取り返さなければならない。別府付近でパチ屋に入った。時刻は午前11時くらいだったと思う。
 ひたすらスロットを打つ。結局4時間くらいパチ屋で過ごしてしまった。結果は2万くらいの負け。九州に入ってからスロット2連敗。また精神的ショックを受けた。4時間もの時間と2万円のお金が消えた。負けたときはもうスロットなんてやらない!と思うのだが1日もたつと忘れている。2、3万の負けはなど一瞬で取り返すことができると思ってしまう。ギャンブルをする者の抱く幻想かもしれない。
 さて時間は15時を過ぎたところ。さすがにスロットはやめにして、九州のガイドブックを取り出し、温泉を探す。別府では地獄めぐりが有名らしい。海地獄、山地獄などの7つの地獄があるらしい。ぼくは地獄というのは入浴できる温泉かと思っていた。地獄めぐりは海地獄から回るのが効率がよいらしい。
 ぼくは海地獄を目指しパチンコ屋を後にした。30分ほどで海地獄の駐車場についた。ぼくはこのときも入浴するつもりでタオル・シャンプーなどの温泉セットを持って海地獄へむかった。しかし温泉は温泉でも海地獄は入浴できるようなものではなかった。
 コバルトブルーの池で海のような涼しさを感じるが湯温は摂氏98度もあるという。地獄めぐりとはこのような温泉を目で見て楽しむものらしい。ぼくは温泉に入れるものだと思っていたため、ややがっかりした。
 他に山地獄、血の池地獄、竜巻地獄などがある。海地獄は青いお湯が印象的だった。もうもうと湯気が上がっていて、かなり近づかないとその濃い青は見えない。聞きなれない言葉が聞こえた。一瞬大分弁かと思ったが、どうやら中国人の団体が着ているようだった。
 別府名物地獄めぐりをしようかと思ったが、湯気の上がる温泉をただ見ているだけではつまらない。それに時刻ももう17時を過ぎてしまった。体は冷え切っている。どこか入浴できる温泉を探そうと、ガイドブックを開いてみた。


- 海地獄 -
コバルトブルーの温泉



- 別府温泉保養ランド -
鄙びている


- 別府温泉保養ランド -
ロビーに人は少ない

 別府温泉保養ランドに向かうことにした。ガイドブックによるといろんな温泉がありバラエティに富んでいるらしい。混浴露天風呂も魅力的だ。別府市街から山道を登ること15分くらいだろうか、あたりが暗くなりかけた18時ごろ別府温泉保養ランドについた。建物は新しくない。鄙びている。
 入浴料1050円を支払い長い廊下を通って温泉に向かった。露天風呂は混浴らしい。まず内湯に入る。湯はやや熱めで茶色に濁っている。内湯を出て木製の渡り廊下を通り露天風呂に向う。その途中にもうひとつ内湯があった。こちらは湯船の下が泥で湯は白濁色であった。湯船は20人くらいが入れるくらいの大きさである。ところどころ熱湯が湧き出ていて、とても暑い場所があり、注意が必要であった。体中が泥だらけになったが良い気持ちだ。シャワーで泥を落として、露天風呂に向かった。
 池のように広い白濁色の露天風呂だ。これほど広い露天風呂は久しぶりだ。温度はぼくの好みに合わせたかのようにぬるめの適温。湯船というか池というのか、その底はきめの細かい泥だ。露天風呂は混浴で女性も数人見かけた。女性が巻いたタオルははあっという間に泥で白濁色に変わっている。
 露天風呂から空を見た。空はとても澄んでおり、星が良く見えた。空にこんなにたくさんの星があるなんて、ぼくは忘れていた。星と星の間が霞みがかかったように眩く瞬いている。天の川だろうか。ぼくは濁った泥の湯につかりながらしばらく空を見上げていた。何億光年の彼方の星を見ながら何か不思議な気持ちになった。
 別府温泉保養ランドで1時間くらい過ごしただろうか。ここの泥湯にはかなり満足した。久しぶりに温泉らしい温泉に入った気がする。
 すっかり温まって今夜の宿を探すことにした。今日は大晦日。健康ランドも良いがひとりでゆっくりと眠りたい。別府駅近くのビジネスホテルに泊まることにした。
 19時ごろチェックインして、またまた近くのパチンコ屋でスロット。昨日と今日と大負けして、もうスロットなどやらないと決めていたのに、ホテルの近くにパチンコ屋を見つけてしまった。2002年最後のスロットは【イレグイ】という機種で4万円くらいの勝ちで終わった。しかし旅に出てからの合計では負けている。
 その後、ホテルのレストランでひとり寂しく生ビールを飲む。大晦日の10時すぎ、客はぼくひとりだった。さすがに寂しくなって携帯で友人にメールなどを打った。11時30分、部屋に戻り紅白歌合戦を一瞬見て、ゆく年くる年で除夜の鐘を聞き、2003年が明けたのを確認して眠りに入った。明日こそやまなみハイウェイを走ることを誓った。


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