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20011028
後でタンゴ(2001/10/28)

 10月28日、朝7時ごろ起床。よく眠った。こんなに眠ったのは久しぶりだ。最近眠りが浅い。寝る時間がないのは確かだが、今日は寝るぞっと思っても、大体5時間も眠れば目がさめてしまう。それで仕事中結構眠くなる。眠いとかなり疲労を感じる。
 旅館の窓から海を見てみる。ちょうど小さな漁船が港に到着したところだった。3,4人の漁師が忙しそうに船のまわりで魚の水揚をしているようだった。ちょっとのぞいてみたくなった。友人Sはまだ爆睡中。 


 空はどんよりと曇り、霧雨が降っていた。早朝の海岸は霞がかかったようにぼんやりとしていた。景色全体に白いフィルタがかかっているような妙な感覚だ。漁はイカが中心なのか、イカ釣り漁船と思しき船が何艘か泊まっている。旅館の窓からみた漁船でもイカが何杯かあがっているようだった。僕の生まれ故郷の清水にも港がある。昔は魚もよく採れたのか、このような小さな漁船で専業漁業で食べていくことができたが、最近は難しいようだ。しばらく明け方の賀露海岸を散策してみたかったが、雨がひどくなってきたため旅館に戻った。
 旅館に戻り、友人Sを起こして、朝食にした。朝食は煮魚を中心とした料理。旅館の朝食は何故かいつでも美味しく、ご飯を3はいも食べてしまった。
 8時半頃、旅館を出発。日本海沿いの国道9号を走ることにした。目的は「天橋立」である。「天橋立」とはいったいいかなるものだろう。実はよくわかっていなかった。が、とりあえず丹後を目指し車を走らせた。あいにく小雨がぱらつく天候である。ビートをオープンにできないはしかたない。途中、村岡ファームガーデンで休憩。なぜかアイスクリームを食す。その後国道9号を福知山を目指してひた走る。交通量は結構多く、時折のろのろ運転となる。出発して3時間ほど過ぎたころ温泉に入りたくなった。もともと鳥取砂丘付近で温泉に入るつもりだったが、出発した時間が早く、鳥取にクアハウスらしきものを見つけたが入ることはできなかった。近くの温泉を探そうかと思っていると、「乙女の湯」なる看板を発見。すぐにわき道に入り、「乙女の湯」に直行。駐車場は広いが止まっている車はほとんどない。なにやら病院のリハビリ施設のような感じだ。しかし、名前に負けた。なんといっても「乙女の湯」である。駐車場に車を止めて、「乙女の湯」に入ることにした。温泉は期待はずれ?で特筆するべきところはないが、今回の旅での始めての温泉なので満足した。温泉を後にし、再び天橋立に向かって走り出す。空は曇っているが幌を開けて出発した。


 - 早朝の鳥取港 -
イカが見える
 

- 早朝の鳥取港 -
イカつりの漁船?
 



- 天橋立の石碑 -
日本3景らしい

- 磯清水 -
この井戸に友人Sはなんとサングラスを落とす
 

 正午を少し過ぎたころ、ようやく天橋立付近に到着したようだった。しかしなんかおかしい。観光地らしい雰囲気がない。そうわれわれは天橋立がある阿蘇海の北側に来ていた。観光地らしい雰囲気があるのは南側である。カーナビで地図を見ているうちに天橋立とは阿蘇海に走る細い砂州のことだとなんとなくわかった。車から見ると砂州に生い茂る松の緑が鮮やかである。そして30分後、天橋立駅に到着。駅前の無料駐車場に車を止めて、天橋立に向かい歩き出す。5分ほど歩くと、観光客が大勢いる通りにでた。人の流れにしたがって、いくつかの橋を渡り、いつのまにか橋立の砂州を歩いていた。
 ところどころに「日本三景」の衝立や石碑がある。しかしながらそれほど美しい景色だとは思えないのはなぜか?空が曇っているからか。このまま歩いて橋立をわたりきっても良いのだが、残念ながら時間がない。すでに時刻は午後1時を過ぎている。明日は会社。今日はできるだけ早く帰りたい。とりあえず途中の食堂で食事を取った。残念ながら飲食店の名前は忘れた。友人Sは確かピラフとうどん。僕は親子丼(だったと思う)。
 「これ、どこまで行く?最後まで行くと1時間以上かかるんじゃない?」
 「うーん、おおっ、名水百選、磯清水ってのがある。そこまで行こう!」
 友人Sが天橋立のパンフレットを見ながら言った。
 「ええっ、まだ結構先じゃない、これ」
 「まあいいじゃん。行こうよ」
 昼食後、磯清水を目指して再び歩き出す。10分ほど歩いてようやく磯清水の井戸に到着。井戸から水をくみ上げ、飲んでみた。僕の舌の性能では水の美味しさを見分けることはできなかった。
 「これ美味い?いつも飲んでる刈谷の水とそんなにかわらないような気がする」
 「そんなこたあないでしょ。どれ、もう一杯。。。」
 などど、友人Sが再び井戸から水をくみ上げようとした瞬間、
 「あらあ!まじい」
 「何!どうしたの」
 「サングラス井戸に落とした」
 「なにィ、日本の名水百選に選ばれる磯清水の井戸にサングラス落としたぁ?
 「落とした
 「うわあ、味変わっちゃうよ。日本の名水なのに」
 「うーん、結構高いサングラスだったけどなあ」
 井戸の中を覗いてみたが結局サングラスは見つからなかった。磯清水の味は変わるかもしれない。それは友人Sのサングラスの味が若干混じった不思議な味となるだろう。百選から外れたらそれは友人Sのサングラスの影響かもしれない。午後2時ごろ、天橋立駅に戻り、帰途につくことにした。

  天橋立から刈谷まで、およそ250Km。帰りは琵琶湖の北を通り、木之本インタから北陸自動車道に乗り、米原JCより名神高速に入る。そして名古屋高速へ。ずっとオープン走行だったが、名古屋高速に乗ったあたりで雨が降ってきた。最初はすぐやむだろうと思っていたが、そのうち結構激しくなっていた。屋根を開けていても、60Km以上で走っているとほとんど雨は入ってこない。しかし多くの人は「この雨の中をオープンで走っているバカがいる」と思うだろう。名古屋高速を降り、最初の信号で屋根を閉める。ちょうど高架の下に止まったため、ほとんど濡れることはなかった。そして午後10時ごろ、刈谷のアパートに到着。1泊2日での走行距離はおよそ1000Km。今回もビートは良く走った。そしてその後、刈谷の銭湯に行き、12時ごろ、就寝。友人Sは次の日も休みだったため、もう1泊僕のアパートに泊まった。僕は次の日は会社だった。日程的にかなりタイトな旅だったが鳥取も良かったと思う。
 ああっ、そういえばビートのフロント、スペアタイヤの真ん中に置いた砂丘の砂はまだそのままである。Sくん、今度清水に帰るときに持っていきます。

-Fin-


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