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20010501
道としまなみ海道(2001/5/1)      

 朝、7時ごろ起床。旅の朝は比較的早く目がさめる。しばらくぼうっとしながら、テレビでニュースなどを見てみる。普段はテレビを見ることなどめったにない。ズームイン朝を放送していた。ホテルのユニットバスに湯を張り、ゆっくりと1時間近く浸かって、今日の行程を頭の中で確認する。今日は高知県宿毛まで走らなければならない。途中、尾道でどれくらい時間をとるか。いろいろ思案したが、まあ行ってみなければわからない、という結論に達した。ひとり旅のよいところである。
 午前8時半ごろ、ホテルを出発した。曇っているが、幌を開けて、岡山市街を抜けて、国道2号へ。本日5月1日はゴールデンウイーク中とはいえ、暦の上では平日の火曜日で、交通量が多い。特にトラックの吐き出す排気ガスは僕のうきうきした気分に水をさす。
 オープンカーで交通量の多い道を走るのは、はっきり言って不快である。僕の被害妄想的な感覚かもしれないが、大型トラックなどは、オープンで走っている車を見かけると、(わざと?)排気ガスを浴びせるような走りをする。対向車線をはしっているトラックが、自分の車とすれ違うとき、わざとエンジンをふかして、排気ガスを浴びせるのである(大型トラックのマフラは、右横についている?)。そんな意地悪なことわざわざしないよなあ、たまたまだよなあと思っているのだか、とにかくそのようなことが結構ある。
 そこで、国道2号をあきらめ、早島から山陽道にのって福山へ。福山で高速を降りて、尾道へ午前11時ごろ到着。
 尾道駅の近くのサティに車をとめて、駅まで5分くらい歩いた。駅のまわりは良く整備されていて、とても清潔な感じがする。駅から少し歩く、海が見えた。フェリーが何隻か忙しそうに走っている。潮の香りがする。何故かとても懐かしい。船着場にフェリーが到着し、車やバイクが次々と降りてきた。車の音、バイクの音、波の音、人々の話し声。僕はぼんやりと景色を眺めながらそんな音を聞いていた。町全体が古い映画フィルムのようにセピア色に染まっているような気がした。
尾道駅前のラーメン屋「いのうえ」で昼食。濃厚なしょう油味の尾道ラーメンと餃子。美味なり。


- JR尾道駅 -
よく整備されている


- フェリー乗り場 -
どこかで見た風景?


- 尾道の坂道 -
きつい!

- 展望台より -
尾道市街が一望できる
 ラーメンを食べた後、尾道を探索することにした。とりあえず、駅の南(海側)は昼食前にうろうろしたので、山側に行ってみる。少し歩くといきなり、すごい坂である。千光寺方面に向かって歩く。快晴とまではいかないが、時折太陽が顔を出す。しばらく坂を登っていると、汗が噴出し、心拍数が上がり、呼吸が荒くなってくるのを感じた。かなりきつい。日ごろの運動不足とたばこが悪いのか?それとも歳か?
 とにかく千光寺付近の展望台までたどり着いた。微かに風を感じて心地よい。観光客はひとりもいない。ここでギブアップ。本当は大林宣彦監督の映画「尾道三部作」の映画の舞台を歩いてみたかったのだが、ちょっと時間的に無理があった。坂を降りて、車を留めたサティまで戻りなんとなく買い物なんかしたりして、その後、先を急ぐことにした。
 尾道を後にする前にコスモ石油で給油した。スタンドのおっちゃん、「この車、いいねえ。よく走るでしょ」「いや、遅いですよ」「でもハンドリングが良いでしょ」「でもよく壊れますよ」などどしばらく車談義。ビートに乗っていると、スタンドでこのような会話になることがよくある。あと、母親と一緒に歩いている小さな子供に指をさされることもよくあるかな。またすれ違うビートオーナーの方にもよくパッシングなどで挨拶されます。ビートに乗る前までに3,4台の車を乗り継いだけど、こんなことはなかったかな。
 尾道を後にして、いよいよしまなみ海道である。いつかもっとゆっくりと尾道を訪れてみよう。そう思った。
 西瀬戸尾道インタよりしまなみ海道に入る。しまなみ海道は「西瀬戸自動車道」ともいうが、しまなみ海道の方がひびきが良い。それにしても空いている。ゴールデンウイーク中だが、ほとんど車をみない。いきなり目の前に大ききな吊橋(斜張橋という?)が迫ってきた。尾道と向島を結ぶ尾道大橋である。

 ゆっくりと橋を渡る。蒼い海と島の濃緑色が視覚いっぱいに広がった。潮風と島の臭いが鼻腔をくすぐる。アクセルを踏み込むと、ビートの渇いたエンジン音が過ぎ去っていく。空気が美味しいと感じたのは久しぶりだった。
 しまなみ海道は、自動車専用道路だが、脇に細い道が通っていて歩いている人を見かけた。自転車や50CCバイクもこの道を通行することができる。ミニバイクでゆっくりとしまなみ海道の橋々を渡ってみるのも良いかもしれない。向島を過ぎて、因島にはいったところで、サービスエリアに立ち寄って休憩。サービスエリアから瀬戸内海に浮かぶ島々が見えた。このような巨大な橋を見ると、人間のすばらしさを感じる。よくこんなの作ったなあ、という驚きである。よく古代の遺跡の解説で「現在の技術をもってしても作るのは難しい」などとあるが、現在の技術を知っていて書いているのだろうか?とにかくこのように巨大でしかも頑丈で美しい橋を作る人間の英知というものはすばらしい。感動した。僕もいつかこのような仕事をしてみたいものである。
 島に下りてみようと思った。尾道のサティで購入した「中国・四国露天風呂、立ち寄り湯マップ」を見ながらどこか良い温泉がないか探すと、大三島に多々良温泉があることを発見。大三島インタでしまなみ海道を降りて、多々良温泉に向かう。20分ほどで到着した。
 多々良温泉は円形の建物が2つ並ぶユニークなつくり。それほど広くはないが、天井が高く開放的な雰囲気。がらがらに空いている。ゆっくりと湯に浸かって窓から瀬戸内海の海や島々を眺めていると、かなりリラックスした気持ちになる。このまま時が止まれば良いななどど考えていると、小雨が振り出した。そろそろ出発だ。
 ふたたびしまなみ海道で大三島橋、伯方・大島大橋、来栖海峡大橋を渡り、今治に到着。今治北インタを抜けるとそこはもう四国である。時刻は16時、尾道を出発したのが13時ごろで途中温泉によったりしながら、3時間かけてしまなみ海道を渡ったことになる。今日の宿は高知の宿毛。まだ結構距離がある。ちょっと急がなければならない

- 新尾道大橋 -
左に旧尾道大橋が見える

- 多々良温泉 -
建物がユニーク

 せっかく四国にはいったのだから、海岸線の道をゆっくりと流してみたかったが、そうもいかなかった。カーナビで今日の宿である高知・宿毛までの道を検索すると、到着予想時刻が午後11時と出た。チェックインは8時の予定。まあ、そんなのはどうにでもなるのだが、明日に備えて今日は早めに休みたい。196号で松山を超え、56号に乗り、伊予、大洲、宇和島とひたすた走る。瀬戸内海に沈む夕陽は曇っていたため、残念ながら見ることはできなかった。
 午後9時ごろ、ようやく宿毛に着いた。カーナビの予想時刻より2時間ほど早かった。宿毛についたはいいが、宿が見つからない。「秋沢ホテル」。インタネットで予約した。夜の宿毛の町を何周もした。それほど広い街ではない。ホテルの住所からカーナビで検索する。「この辺にあるはずなんだけどなあ」「おかしいなあ」。しかたないので、ホテルに電話して場所を確かめよようと、コンビニに駐車したときに、目の前に「HOTEL AKIZAWA」。やられた。ローマ字でかくな。とにかく無事到着した。疲れた。


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