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20011027


登島へ(2002/6/23)


 目覚めた。時計を見ると午前7時を少し過ぎたところだった。今日は能登半島を一周する予定。
 天候はあいにくの雨。しとしとと鉛色の空から降る雨が、ホテルから見える富山駅前の景観を冷たくしている。オープンカーのドライブでの最大の敵は雨だ。
 まず朝風呂に入る。風呂に入っていると腹が減ってきた。ホテルの朝食バイキングを食う。とにかく食う。何も考えずに本能の求めるままに食う。僕は元々太りやすい体質のため、これまでは心のどこかに「節制」があったが、最近、ストレスも溜まっているし、体力も低下してきているし、とにかく腹いっぱい食べてしまう。この半年くらいで体重が3〜4キロ増えた。腹の脂肪が日々増加していくのがわかる。どうしよう?と思いながらも朝食バイキングを腹いっぱい食べ、午前9時ごろホテルを出発した。
 雨の富山市街をビートで走る。道はやや渋滞し、時折、雨に濡れた路面電車が、ビートの横をすべるように走っていく。


 富山市内で降っていた雨は、新湊、高岡を通過し、日本海にでるころにはすっかりあがり、時折、晴れ間も見える天候となった。雨がやむと、すぐにビートの幌をあげてオープンを満喫する。
 能登半島は大学時代、友人Kと友人Eとともに訪れている。確か1990年の大晦日に能登半島に到着し、金沢で元旦を迎えているはずだ。
 七尾市につくころ、正午近くなった。このぺエスで本当に今日中に能登半島一周して刈谷まで帰ることができるのか?旅のルートに関して楽天的な僕でも疑問に思った。ふと「能登島XXKm」という標識が目に入った。能登島?そんな島あったのか。いってみよう。
 能登島と能登半島は能登島大橋でつながっていた。橋の通行料は取られなかった。能登島に入ると、島の緑が視界一杯に広がる。水分を含んだ木々の匂いが生々しい。道はがらがらに空いている。直線は一気にレッドゾーンまで引っ張り、コーナーをヒールアンドトォで攻める。
  ヴァボーーーン!(直線でエンジン全開)
 キュイーン!(コーナー手前でブレーキング)
 ファン!ファン!(ヒールアンドトォで回転合わせてシフトダウン)
 キュキュキュ(やや前輪を鳴かせながらコーナークリア)
 ヴァボーーーン!(コーナー立ち上がりでエンジン全開)
 くぁー!楽しい。速度的にはそれほどではなく、直線では携帯かけながら運転しているオネーチャンのヴィッツなんかよりも遅いかもしれないが、とにかく楽しい!
 乾いたエンジン音に緑色の木々が反応し、ざわざわとそよいでいる。そんな感じがした。
 ドライブに夢中になりやや汗をかいた。そうドライブはスポーツだ!と思っている。ふと「ひょっこり温泉」という標識を見る。汗をかいた後は温泉だ。名前がやや気になるが、ひょっこり温泉で汗を流すことにする。

 ひょっこり温泉は能登島の海岸ちかくにあり、露天風呂から海岸で戯れる人を見ることができた。ってことは海岸から露天風呂に入っている人を見ることができるのか。露天風呂は男女別で男湯の隣りに女湯がある。後でちょっと海岸の方に行ってみようかな。
 さて、海岸でしばらく戯れた後、この後どうしようか考えた。時刻は正午を過ぎた。能登半島一周はあきらめ、有料道路の能登道路を使い、千里浜を目指す。そう、千里浜には「なぎさドライブウェイ」があるのだ。
 千里浜なぎさドライブウェイ。海岸の砂浜を走ることができる。全国でもめずらしいのではないか。兵庫町ICで能登道路を下り、うす曇の中、海岸線を走る。最初はやや不安だったが、砂浜は硬くなっていて、山奥のダートを走るより安定感がある。サイドブレーキ使ってドリフトの練習しようかと思ったが他に走っている車もあり、結構危険なのでやめた。およそ20〜30分砂浜を走り、今浜ICから能登道路に戻り、運転しながらどうやって刈谷まで帰ろうか思案する。
 とりあえず金沢東から北陸道に乗って、その後は。。。東海北陸自動車道があるじゃん!しかしまだ東海北陸自動車道は完全に開通していなくて、白川村あたりでいったん途切れる。しばらく一般道を走らなければならない。白川村!そうだ。世界遺産・白川村のなんとかって屋根の家があるじゃないか。途中白川村に寄ることにした。


 独特の建築方法を残す白川郷と五箇山の合掌造りの家々。その特徴の1つである茅葺の屋根は、この地方での積雪を考慮したものなのであろう。まず五箇山の集落を見物する。合掌造りの家々では実際に生活している人々がいて、見物するのはあまり良い気分ではない。おそらくこの屋根の維持は大変なのであろう。
 白川村の方は車を止める場所がなかったため通り過ぎ、しばらく山道を走り、会社の保養所がある荘川までたどり着き、最近できたらしい「飛騨荘川温泉・桜花の湯」に入る。露天風呂が広くて、ミニチュアの滝まであった。滝の中に入ってみたが、水(湯)しぶきでやや不快であった。
 その後、荘川ICから東海北陸自動車道に乗り、名神、名古屋高速、国道23号でアパートに帰ってきた。
 それにしても今回の旅はいきあたりばったりにしては充実していた。
 乗鞍スカイライン。
 能登島。
 なぎさドライブウェイ。
 世界遺産・合掌造り。
 さて、今年の夏休みはどうしよう。
 涼しいところが良いかな。東北は青森の十和田湖を目指そう。うん。できれば世界遺産・白神山地のぶなの原生林も見てみたい。
 ああ、予もいづれの年よりか片雲の風にさそはれて、漂白の思ひやまず。。。。。。

<了>


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